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もっと知りたい、活動賛助と寄付のこと【第3回】

企業に対する評価は業績や株価だけでなく、会社のビジョンや開発・研究の方針が社会のニーズに沿っている等も判断材料とされます。一方NPO法人は業績の良し悪しよりも、誰を支え、誰に支えられているのか、つまり関わる「人」の質と量とが重要な評価基準となります。

事業型のNPO法人は企業と市民活動団体という二つの側面を持っています。ということは、評価に際しても「業績の良し悪し」と「関わる『人』の質と量」の両方の基準ではかられることになります。

企業には、IR(投資家に向けた企業情報の公開)などの業績報告があります。投資家以外の人たちもここから企業について知ることができます。事業型のNPO法人も、関わりのある、あるいは関心を持つ多くの人々に向けた情報公開の仕組みが必要です。その際「業績」だけでなく活動に関わる「人」に関してもアピールすることにより、結果的に事業の公益的側面が明確になってくるのではないでしょうか。

特定非営利活動法人というスタイルを選んだ以上、団体の外部の賛同者や支援者を増やして行くためにも、こうしたアピールは重要です。次回は優れたアピールの事例や、株式会社との棲み分け、連携をしているNPO法人の活躍を取り上げてみたいと思います。

2013/09/20

もっと知りたい、活動賛助と寄付のこと【第2回】

もっと知りたい、活動賛助と寄付のこと 第2回NPO法人は、株式会社や他の公益法人と違って資本金や基本財産を持たないので、財政的に安定したように見えにくいという特性があります。実績の評価もなかなか難しく、このため事業資金借入などの場面で苦労されている団体も多いことと思います。

基本財産や資本金を持たないNPO法人にとって、賛助会員や寄付会員は寄付収入の源泉です。様々な呼び方がありますが、ここでは「賛助会員」と表記を統一して話を進めます。一般に正会員・準会員・賛助会員等の区別は、定款や会則などで扱いを定めるため、団体によってさまざま。しかしおおまかには「意思決定に参加出来る正会員」と「支援に徹する賛助会員」に大別できると思います。よく見られる例では、賛助会員は活動に直接は関わらず、外側からその団体を (多くの場合は金銭的に)支援する立場をとっています。こうした「名前の分かる(顔の見える)支援者」の獲得は、なにより貴重な活動維持の担保といえるでしょう。

従って団体の外にいる多くの人々に活動の意義を明確に伝え、ミッションへの共感を得ることが、賛助会員の獲得につながり、団体の維持、充実のためにも必須だということになります。しかし活動や理念をきちんと伝え、共感を得るのはそう簡単なことではなく、寄付収入に結びつけるのは更に困難です。

実際に賛助会員や寄付収入を得ている団体の、活動の様子や、他の団体の参考になりそうなノウハウなどをお伝えするのも、私たちプラザのような中間支援施設の役割だと思います。次回はアピールの方法に焦点をあててお伝えしましょう。

2013/07/20

もっと知りたい、活動賛助と寄付のこと【第1回】

正会員の会費や継続的な寄付は、助成金や補助金、事業収入とならんでNPOを支える収入の三本柱といわれています。これは市民活動団体やサークルの場合も同じことですね。助成金やNPOにおける事業収入は変動しやすく、会費や寄付の占める割合が高いほど、組織としての安定度は増すことになります。平成24年にNPO法人に関する制度が大きくかわり、一般企業とNPOとが、形の上でもはっきりと区別されてきました。持続的な「寄付」は、組織に必要なお金を継続的に得られることから、会員が継続的に資金を拠出する会費と同様にNPOの体力を支え、共感を踏まえる限り、会費以上にNPOにとって大切な客体です。このコラムでは、団体に対する寄付について考えていきます。プラザの業務でも、寄付集めに成功している団体を顕彰する企画があるようです。改めて、組織を支える収入について見てゆきましょう。

2013/05/20
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